今回のスクールでは、「ビエルサライン」の考え方を深めるため、3対3でのゴール前の攻防をテーマにしました。ビエルサラインとは、アルゼンチンの指導者マルセロ・ビエルサが提唱した、ペナルティエリアの角からゴールエリアの角を結ぶ線上のエリアのことで、このエリア内でシュートを打つとゴールが決まる確率が高いとされています。逆に、このエリア外でのシュートはゴール期待値が低く、相手にボールの所有権を渡し、カウンターのリスクを負う可能性が高まります。
ビエルサラインに基づくと、このエリアにボールを運び、シュートすることが最も高い得点確率を持つプレーとなります。この考え方を実際に理解するため、選手たちは3対3でのゴール前トレーニングに取り組みました。
・ビエルサラインへの侵入:攻撃側は、ビエルサラインのエリア内でシュートすることを目指します。ゴールに近づきながらシュートの精度を高め、効果的な攻撃を習得します。
・守備側の対応とリスク管理:守備側は、このエリアへの侵入を阻止するポジショニングや、相手にプレッシャーをかけるための動きを重視します。
・ 攻守の切り替え:攻撃が失敗した場合、すぐに守備に移行してカウンターリスクを抑える動きを習得します。
ビエルサライン内でのプレーがどれだけシュートの成功率に影響を与えるかを理解することで、ゴール前での動きがが向上、また守備時には相手がビエルサライン内に侵入しないようにブロックする意識が生まれました。
ビエルサラインの考え方を理解することで、ゴール期待値の高いエリアでのプレーがいかに重要であるかが見えてきます。このエリアでのプレーを意識し、逆算的に攻撃を組み立てることで、より効率的で理論的なプレーが可能になります。選手たちには、この考え方をさらに活かして、実戦での得点力を高めてほしいと願っています。
また次回も
Vamos!!!!!