ドリブルと聞いて、何を思い浮かべますか?
「相手を抜く技術」確かにそれは一つの正解です。
しかし、サッカーの本質を深く知るほどに、ドリブルにはもうひとつの意味があることに気づきます。それが 運ぶドリブル、スペイン語で 「Conducción(コンドゥクシオン)」 と呼ばれる技術です。
■ コンドゥクシオンとは?
コンドゥクシオンは、単に相手を抜くのではなく、相手の守備を動かすためにボールを運ぶ技術。ボールを持って移動することで、相手のマークやラインをずらし、味方にスペースを生み出す。これは攻撃のきっかけを作るうえで非常に重要なスキルです。
たとえば
・ボールを斜めに運ぶことで、相手DFの視線を引きつける
・ライン間に侵入し、相手を誘い出す
・空いた味方へのパスコースを作る
つまり、ドリブルで試合を動かすという発想です。
■ なぜ育成年代で教えるべきなのか?
特に小学生・中学生の選手には、「ドリブル=突破」と決めつけてしまう傾向があります。ですが、コンドゥクシオンを知ることで、プレーの視野が一気に広がり、サッカーの理解が深まります。
そして何よりも、判断力と観察力が養われる。ボールを運びながら相手の動きを観察し、「いつパスを出すか」「どこに運ぶか」といった駆け引きが自然と身についていくのです。
■ ドリブルを、もっと戦術的に
コンドゥクシオンは自分が輝くための技術ではなく、チームを前に進めるための技術。ドリブルの意味を広げることで、選手としての幅もグッと広がります。
ドリブルは抜くだけじゃない。運ぶ技術を、あなたの武器に。
