「柔らかくする」だけではない。ピラティスから始める動作改善

YS塾セレソンの動作改善プログラムでは、専門の外部講師による少人数制のピラティスを取り入れています。

今回、参加選手について身体の状態や動き方を見ていただき、それぞれの課題を評価していただきました。

ピラティスというと「身体を柔らかくする」「体幹を鍛える」といったイメージを持つかもしれません。

しかし、私たちが期待しているのはそれだけではありません。

身体を感じる。
身体をコントロールする。
必要なところで支える。
そして、思い通りに動く。

サッカーでは、ボールを扱う技術があっても、それを表現する身体が思うように動かなければ、プレーの可能性は広がりません。

姿勢、呼吸、バランス、股関節や体幹の使い方など、自分では気づきにくい部分を専門家の視点から評価してもらう。

そして、その評価を日々の「動作改善ホームワーク」へつなげていきます。

月1回のレッスンだけで身体が大きく変わるわけではありません。

大切なのは、そこで自分の身体を知り、普段の生活やトレーニングの中で意識し続けること。

一つひとつの積み重ねが、競技を支える身体の土台になる。

今のパフォーマンスを高めるために。
そして、成長期のケガのリスクを少しでも減らし、これから先も長く成長していくために。

YS塾セレソンでは「技術を磨く」だけではなく、その技術を思い通りに表現できる身体づくりにも取り組んでいきます。

YS塾セレソン

呼吸を制する者は、体幹を制する。鈴木彩艶選手がピラティスを取り入れる理由

日本代表GK・鈴木彩艶選手が、ピラティスをトレーニングに取り入れていることはよく知られています。もともと新しいトレーニングを積極的に取り入れる選手として有名ですが、その中でもピラティスを選んだことには大きな意味があると感じています。

ピラティスと聞くと、「姿勢を良くする」「柔軟性を高める」といったイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、その土台となるのは呼吸です。

私たちは1日に約2万回も呼吸をしています。しかし、試合になると緊張から無意識に息を止めてしまう選手は少なくありません。息が止まると身体は力み、肩や首が固くなり、本来の体幹の働きが失われます。その結果、一歩目の反応や切り返し、キックの精度、判断力にまで影響を及ぼします。

だからこそ、「呼吸を制する者は体幹を制する」と言われるのです。

ピラティスでは、横隔膜や腹横筋、骨盤底筋などのインナーマッスルを呼吸とともに働かせ、身体の中心を安定させていきます。体幹をただ鍛えるのではなく、「正しく使える身体」をつくることが目的です。

YS塾の動作改善プログラムにピラティスを導入した理由もここにあります。

私たちが目指しているのは、新しい能力を付け加えることではありません。選手一人ひとりが本来持っているポテンシャルを、最大限に引き出せる身体をつくることです。

姿勢が変われば呼吸が変わる。呼吸が変われば体幹が安定する。体幹が安定すればプレーの質が変わる。

技術や戦術を学ぶことはもちろん大切です。しかし、それらを支える「身体の土台」が整ってこそ、本当の成長が始まります。

呼吸は、生まれてから最期まで続く最も基本的な動きです。

だからこそ、私たちはその「当たり前」を大切にし、選手の未来につながる身体づくりをこれからもサポートしていきます。

【 YS塾セレソン(動作改善プログラム) 】

【量質転化】圧倒的な練習が生み出すボールタッチと、その「先」の景色

足裏に吸い付くような、滑らかで素早いボールコントロール。一見すると魔法のような「神タッチ」に見えるかもしれません。しかし、これは決して特別な才能によるものではありません。圧倒的な反復練習という「量」が、ある瞬間に「質」へと劇的に変化する『量質転化』の賜物なのです。

足裏を使った細かなタッチや、軸足の後ろを通す動きは、単なる足元のテクニックにとどまりません。ボールの動きに合わせて股関節を柔軟に動かし、ブレない軸足で体重を支え続ける緻密な身体操作が求められます。これを継続することで、実戦で当たり負けしないバランス感覚や、相手の逆を突く鋭いステップワークが養われていくのです。

しかし、動画を見てただ「すごいな」と感心して終わってしまってはもったいない。本当に大切なのは、このタッチを「試合の激しいプレッシャーの中で使えるか?」という視点です。

相手と正対した状態で、ルックアップして周囲の状況を把握しながら同じ動きができるでしょうか。この高度なボールタッチすらも、さらなる高みへ到達するための、ただの「通過点」に過ぎません。

現状に満足した時点で、選手の成長は止まってしまいます。「上には上がいる」という向上心を持ち、今日からまたボールに触れましょう。量質転化のその先にある、一段上のプレーを目指して、共に進化を続けていきませんか