前進とは、縦に急ぐことじゃない

この2日間の県西校通常クラスのトレーニングテーマは「前進」でした。でも、ただボールを前に運ぶことが目的ではありません。相手を見て、味方を感じて、ルートを探りながら進む。

そんなつながりのある前進を目指しました。「縦に速く」だけが正解ではない。

ときには下がる選択、横への展開、1タッチのリターン。
どのプレーにも共通していたのは、誰かと繋がりながら、前を目指すという意識でした。

そして何より嬉しかったのは、これまでなかなかうまくプレーできなかった選手が、自分のタイミングで、いい前進ルートを見つけていたこと。チームの一員として生きる、その瞬間をしっかり感じられました。

ボールを運ぶことより、状況を見て動くことが大切。そんな考える前進が、少しずつ形になってきたように思います。

サッカースクールで子供たちが前進トレーニング

Y.S.S.県西校サッカースクール

進化を止めないサッカー、変わり続ける育成

以前公開された映画『グランメゾン・パリ』の中に、印象的なセリフがあります。
「寿司や天ぷらは、何百年と続く伝統の中で、調理法はほとんど変わっていない。
でも、フランス料理は違う。新しい食材を取り入れ、新しい技法で、常に進化し続けている」

これは、私たちのサッカースクールの姿勢にも、重なるところがあると感じます。かつてのサッカーは、体力・反復練習といった「型」があり、それをどれだけ忠実にこなせるかが重視されていました。

でも現代のサッカーでは、技術・戦術・認知・判断・メンタルさまざまな要素を掛け合わせ、プレーヤー自身が考えて創造することが求められています。

私たちが目指す育成も同じです。最新の育成理論や脳科学、コーディネーション、フットサル要素、個人戦術など、新しい食材と技法を取り入れながら、子どもたちに合ったレシピをつくること。

ただ型にはめるのではなく、常に進化しながら、個性を活かす。そうやって、どこにもないその子だけのフルコースを、一緒に作っていけたらと思っています。

Y.S.S.笠間校サッカースクール

ストリートサッカーが生んだ創造性とブラジルサッカーの原点

先日、みんなで鑑賞した映画「ペレ伝説の誕生」には、仲間や友達と夢中になってボールを蹴るストリートサッカーのシーンが描かれていました。これはまさに多くのブラジル人選手にとってのサッカーの原点です。

舗装されていない路地、狭い空間、不規則に弾むボール。そんな環境だからこそ、自然とボールタッチが洗練され、発想豊かなプレーが育まれていきました。この自由な感覚こそが、世界を魅了するブラジルサッカーの源泉とも言えるでしょう。

一方で、近年は街中のストリートサッカーが減少し、この独特の感覚が失われつつあるとも言われています。だからこそ、私たちの育成現場では「創造性を磨く機会」を大切にしたいと考えています。

ただ自由に遊ぶだけではなく、その創造性を「理論」と結びつけていくことが次のステップです。思いつきのプレーを戦術的な選択肢へと変えられるように。感性を基盤にしながら、理論に裏打ちされたプレーへと昇華させることができれば、子どもたちの可能性はさらに広がります。

自由な発想 × 理論的な理解。

この両輪が揃ったとき、本当に強く、魅力的なプレーヤーが育っていくのだと思います。

フットサルクリニック/メンバー募集中

サッカー少年団、フットサルクリニックの集合写真

• 開催曜日:土曜日・日曜日(週末中心)
• 会場:笠間市旧箱田小学校体育館
〒309-1631 茨城県笠間市箱田1116
• 対象:小学2年生以下(3年生は応相談)
• お申込み・お問い合わせ:https://yss-kids.com/