高強度と磨かれる個の技術 夏のTM &強化合宿2日目

今回のお相手も、群馬県からお越しいただいたフィルーラの皆さん。かれこれ10年近く、こうして定期的にトレーニングマッチ(TM)を組ませていただいています。

高いインテンシティ × 磨き抜かれた個性

彼らのプレースタイルは一言で言えば「個性の塊」テクニックがあるのはもちろんのこと、プレーの強度(インテンシティ)が非常に高く、一人ひとりがしっかり自分の色を持っています。

試合前から、これはただの勝ち負けのゲームではないと感じていました。それほどに、彼らから多くの刺激を受けます。

「みんなと同じだったら楽だろう。不安もなくなる。でも…」

ふと、志村けんさんの生前の言葉を思い出しました。

「みんなと同じだったら楽だろう。不安もなくなる。

でもその代わり、個性もないってことになる。」

まさにフィルーラの選手たちを見ていると、その言葉の意味がストンと胸に落ちてきます。

「他と違う」ということは、勇気が必要です。不安もあるし、目立つし、時には批判されることだってある。でも、それでも自分を持ってプレーする姿勢は、どんな戦術にも勝る武器になります。

「うまい」「勝った」「負けた」よりも大切なこと

今回のTMでの収穫は、単なるスコアでは語れません。彼らと真剣勝負をすることで、こちらの選手たちの中にも火が灯ったように思います。

・自分らしさって何だろう?

・もっと主張できる部分はないか?

・相手に「おっ」と思わせるプレーって?

そうした問いを、それぞれの胸に残してくれた試合でした。

学びは、いつも違いの中にある

同じような相手とばかり対戦していては見えてこないものがあります。

今回のように異質な個と向き合うことで、自分の輪郭がくっきりと浮かび上がる。だからこそ、こういった機会は本当に貴重です。

Y.S.S.県西校サッカースクール

終わりよければすべてよし サマーキャンプ三日目

【サマーキャンプ8月18日(3日目)】

まだまだ自主的に行動するのに慣れていない個たちが大半、とりあえず周囲の様子を伺いながら起床、着替え、朝ごはん、サッカーの準備、掃除などなど、急に現実の世界に引き戻されたのかテンションダダ下がり…。

この日は子どもたちのみで考えてゲームを行いました。リーダーシップを取る個が出てきて少しずついい方向に動き始めてきた感じがしました。上の個たちは下の個たちを引っ張ったりで大変かとは思いましたが、想像以上によくやってくれたなあというのが率直な感想。

ゲームの最後の一本はいい内容で締めくくれたとは思います。ただ、テーマはあくまでも自立ですので、その点は今後も継続して取り組んでいければと思っています。

3日間体調を崩すことなく終えてホッとしています。また次回

Vamos!!!!!

オフザピッチ=オンザピッチ? サマーキャンプ二日目

【サマーキャンプ8月17日(2日目)】

二日目は暑さを考慮して朝早くからTRM、涼しいのかと思いきや蝉の鳴き声がより一層暑さを誘い結局まあまあの暑さ、さすがに日本での最高気温を記録した地周辺の相手の個たちは本当にたくましい。朝買い物に出かけた6時にはみんな自主練をしていたから、すでにいつでもいけますよ!的な臨戦体制だったから、結果も内容も昨日とは歴然。彼らのいい部分を真似して吸収しようとする個が出てくることを期待するだけです。

夕方からは場所を県西公園に移してのTRM、ゲームのテーマは守備はコンパクトな陣形からスモールフィールドに追い込むこと、攻撃は積極的にゴールを狙うこと。途中でよりコンパクトさを求めて新しい守備戦術を試すことになりましたが、この守備戦術がうまくハマりいい内容の試合が続くようになりました。いい守備がやがてはいい攻撃を生み出す、こういう感じで二日目のTRMも終了、自信を深めた個も多くやすらぎの里へと戻ってきました。