身長が伸びるというメカニズムを知ることが大切。
身長が伸びるということは、骨が伸びるということ。骨が伸びるとき、この骨と骨の間には軟骨が存在していて、骨同士をつなぎ合わせる役目をしています。この軟骨部分が身長を伸ばす場所で、骨端線といいます。このやわらかい軟骨部分が成長するので骨が伸びるのです。
そして、身長が伸びる時期は、かなりの速度で増殖を繰り返していますが、その増殖はただ増えているのではなく、古い骨を壊し、新しい骨につくりかえる、破壊と再生が繰り返し行われているのです。このときに成長痛が起こったり、ひざが痛くなったりすることは骨が伸びているサインです。まさにこのとき、すごい勢いで骨の新陳代謝がされると想像できますね。
この軟骨である骨端線が伸びるのは、この時期に肝臓でつくられるホルモン、「ソフトメジンC(IGF-I)」の作用が関わっているからなのです。骨端線が残っている時期は、だいたい17、18歳までぐらいとされていて、成長期はレントゲンを撮ると骨と骨の間は隙間だらけで、その隙間が骨の伸びしろなのです。
骨端線は成長線ともいわれ、大人になるとこの隙間がなくなりかたくなってしまいます。そうすると、身長は伸びなくなってしまうのですね。この時期に、この軟骨の材料であるタンパク質をたくさんとることが大事になります。
身長を伸ばすために必要なタンパク質は
・一日3個の卵
・肉は一日200グラム
・魚も一日150グラム
・牛乳はコップ3杯