プロ選手になるというメンタリティ

多くのサッカー少年は当たり前のようにプロ選手になりたいと夢見る。しかしながら、その夢を叶えることが出来た人はほんのほんのひと握り、だから親御さんは「そんな夢みたいなこと言ってないで勉強しなさい」となるわけです。まあその程度ならまだマシで「勉強しないとお父さんみたいになっちゃうから…。」などというとばっちりを受けることもしばしば…(笑)

それではプロになる人ってどういうメンタリティで育ち、親御さんがどう接してこられたのか?それがよく分かるのが以下の那須大亮さんと元プロ野球選手高木豊さんとの対談動画、高木さんはプロ野球の大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)で活躍、3人の息子さんは全員が現役Jリーガーというアスリート一家として有名、だからこそそのマインドが実にユニークでありなるほどと思わせてくれる。

(15:10あたりから)
那須さん 「息子さん3人プロになれると思っていました?」

高木さん 「プロになれるというよりも、もうそれが当然という風に育てたから、(なにかいけないことをしたら)プロはそんなことしないよね。こっちもプロで生活していたから分かるわけね。プロありきで育てたから・・・。だからそんなのじゃプロになれないよ、なんて言ったことない。プロなんだからこうしろよ!とかね。

点取ったら1,000円、アシストしたら500円なんていう時期もあった。」

などなど、この動画を最後までご覧頂くと3人をプロに輩出したことがよく分かります。

イチローの成功哲学

比較の対象は常に自分自身

心理学者として有名なアドラー氏のアドラー心理学を基に書かれた「嫌われる勇気」では世の中には2つのタイプの劣等感が存在して、その劣等感こそが成功者かそうでないかを決める大きな要因であるとされています。

その2つのタイプの劣等感とは

他者との比較
理想の自分との比較

に分類されるそうです。

他者との比較の劣等感

「あの人は有名大学卒業だ」
「あいつは一流企業で働いているからお金を持っているんだ」

それに対して自分は?

といつも他人との比較を繰り返しているとやりたい事もできず、やがて人に認めてもらうためだけに行動してしまうようになります。

理想の自分との比較の劣等感

一方でイチローをはじめとする成功者の多くは理想の自分との比較の劣等感で行動しています。

イチローの名言に
「人に勝つという価値観で野球をやっていない」
があります。

イチローが野球を追及するのは他人に勝つとか他人に評価されることではなく、あくまで理想の自分に近づくため、他の選手に影響される首位打者よりも一本一本積み重ねるヒット数を重視したのもそのためです。

理想の自分と比較し、昨日の自分よりも成長することがイチローの成功哲学と言えるのです。イチロー自身引退会見でもこう述べています。(26:30あたりから)

サッカーのトレンドの変化

2018FIFAワールドカップのテクニカルレポートを元に様々な議論がされている。そこには数字で指し示す根拠となるべき部分があって見聞きしているだけも充分楽しめる内容だった。

優勝したフランス代表はもちろん大会全体を振り返ってみても以下の3つが特徴的だったといえる。

コンパクトネス
カウンターアタック
セットプレー



コンパクトネス

途中で出てくる数字、一番遠いサイドの選手との距離が33メートル、最後尾の選手から最前線の選手との距離が22メートル、ゴールラインから最後尾の選手までの距離は21メートルとなっている。

ただ、フランス代表の最後尾から最前線までの選手間の平均距離は24メートル、参加国の平均も26メートルだった。これで分かることはライン間が存在しないということ、そしてペナルティエリア外からのシュートは極めて決まりにくくなることである。

カウンターアタック

優勝したフランス代表は全7試合において相手よりポゼッション率が低かったという事実は、グリーズマンやムバッペのような高速カウンターを可能にする選手をメンバーに入れたこともうなずける。加えてフランスのフィニッシュの精度は9.8本中1得点の大会平均に比べ6本中1得点という驚異的な数字をたたき出している。

ボールを失ったときが最も弱く脆いときであり、それはその瞬間所定のポジションにはいないし、不安定で選手間にギャップが生まれるからである。

セットプレー

この大会でフランスがセットプレーから奪ったゴールは全14ゴール中5ゴール、大会全体では29回のコーナーキックから1点、それは2010年大会時は61回中1点だったことからも効率が格段に上がったのがよく分かる。

これはVAR導入によりセットプレー時の守備のときに体でブロックすることが難しく、より慎重にならなくていけなくなったことも大きく起因している。

とここまでは2018年ワールドカップのテクニカルレポートから主な部分の抜粋だったが、また時間があるときに今後のトレンドについて書いてみようと思っている。