教えない、でも育つ

最近、育成年代の指導現場で「エコロジカルアプローチ」という言葉を耳にすることが増えてきました。少し難しく聞こえますが、考え方はとてもシンプルです。コーチが答えを先に教えるのではなく、環境を工夫することで、子どもたち自身が「どうしたらうまくいくか」を見つけていく。そんな指導のあり方を指します。

人数やスペース、ルールや時間設定を少し変えるだけで、子どもたちの動きや考え方は大きく変わります。指示がなくても、周りを見て判断したり、試してみたり、失敗してまた考え直したり。プレーの中で自然と学びが生まれていくのが、このアプローチの面白さです。

とはいえ、こうして言葉にしてみると、「実は昔から普通にやっていたことだな」と感じる部分もあります。以前は理論として整理されていなかっただけで、現場では感覚的に行われていました。むしろ今より設定は厳しく、簡単にはうまくいかない分、考えざるを得ない場面が多かったかもしれません。

昨日の通常クラスも、そんな考え方を大切にしながら、最後はゲーム形式で締めくくりました。

1年生から6年生まで全員が参加でき、自然と関わり合いが生まれる設定。寒い中でも待ち時間がほとんどなく、全員がしっかり動ける時間になりました。年上が年下を気にかけ、年下は年上の動きを見て学ぶ。そんなやり取りが、あちこちで見られました。

改めて思うのは、答えを教えるより、答えが生まれる環境をつくることの大切さです。昨日のクラスでも、子どもたちは寒さを忘れるくらい夢中になって動き、考え、関わっていました。これからも、そんな時間を積み重ねていきたいと思います。

子供たちがサッカーの練習でドリブルしています

Y.S.S.笠間校サッカースクール