トレーニングを可視化する

昨年末あたりから試験導入しているデジタルデバイスによるデータシステムですが、少しずつ収集、分析が可能な状況になりました。

このベストにGPS機能のついたデバイスを装着すると、様々なデータを得ることができます。どれだけ動いたのかという指標の走行距離ひとつ取ってみても、数字が全てを明らかにしてくれるので、ポジショニングから来る無駄な動きの多さなのか、ただ単純に疲労が原因での距離の少なさかなど、色々と可視化して選手へとフィードバックすることが可能になります。

導入の目的は、ケガのリスクを減らすこととパフォーマンスの向上にありますが、まずはウチのスクールではこのデータを基にトレーニングの改善を図る指針を知る上でも重要な役割を果たしてくれています。

複数のサンプルをベースに分析してみると、ウチのスクールの改善点が見えてくるのですが、実際のところケガのリスクはそれほど高くなく、もう少し高強度のトレーニングを増やしてもいいということがデータからも読み取ることができます。そのための発展、改善するには、今までのプログラムの見直しとスクール生に最適なプログラムを構築していく必要があります。

ボールを触る回数と質、質と量を含めたトレーニングの強度などなど、このデバイスからのデータから多くのことが分かりメリットは大きい。それでもデータはあくまでデータなのでしっかりとした分析を心がけるのは言うまでもないのですが…。