ヨハン・クライフにのこんな言葉があります。
「ボールを持て。ボールは1つしかない。常にボールを持てば、ディフェンスをする必要はない」
とてもシンプルですが、サッカーの本質を突いた言葉だと思います。
ボールを持っているということは、単にパスを何本もつなぐことではありません。
相手を動かし、スペースをつくり、前進するためにボールを動かす。
そのためには、ボールを持ってから考えるのでは遅い。
受ける前に相手を観る。
味方を観る。
スペースを観る。
そして、どこへ運ぶのか、誰につなぐのか、どのタイミングで仕掛けるのかを判断する。
このスクールで大切にしている「認知・判断・実行」が、ここにもつながります。
そしてもう一つ重要なのが、ボールを失った瞬間です。
せっかく保持していたボールを失ったら、すぐに取り返す。
なぜなら、自分たちがもう一度ボールを持てば、また自分たちがゲームを動かせるからです。
守備をするためにボールを奪うのではなく、もう一度攻撃するために奪い返す。
ボールを大切にする。
しかし、失うことを怖がらない。
チャレンジして失ったら、すぐに取り返しにいく。
そして、また自分たちからサッカーを始める。
「ボールを持つ」という言葉の中には、技術だけでなく、観ること、考えること、動くこと、そして主体的にゲームを支配しようとする姿勢まで含まれているのだと思います。
ボールは一つ。
だからこそ、その一つを自分たちのものにするために、もっと観て、もっと考え、もっとチャレンジしていきたいと思います。
