「星に馬車をつなげ。」
アメリカの思想家ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉です。
馬車は地上を走る現実的なもの。一方、星は遠くに輝く理想や夢。その二つをつなぐというこの言葉には、目の前の現実を歩きながらも、視線だけは高く、遠くにある夢へ向けようというメッセージが込められているように感じます。
これは、私たちがサッカースクールを続けていくうえでも大切にしたい考え方です。スクールに通っている子どもたちの未来は、それぞれ違います。
プロサッカー選手を目指す子もいる。強豪校やJクラブのアカデミーを目指す子もいる。純粋にサッカーが好きで、もっと上手くなりたい子もいる。
今の実力も、身体の成長も、成長するスピードも違います。だからこそ、「今できるか、できないか」だけで、その子の未来を決めたくありません。
今は小さくてもいい。
足が遅くてもいい。
試合に出られない時期があってもいい。
思うように上手くいかない時間があってもいい。
大切なのは、それでも星を見失わないこと。
そして私たち指導者の仕事は、子どもたちに星を見せることだけではなく、その星へ向かうための一歩を、一緒につくっていくことなのだと思います。
技術を身につける。身体を思い通りに動かせるようになる。周りを観て、自分で考え、判断する。失敗しても、もう一度挑戦する。
日々のトレーニングは、とても地道です。しかし、その一回の練習、一回のチャレンジ、一つの成功や失敗が、少しずつ未来へとつながっていく。
だから私たちのスクールも、目の前の勝ち負けや短期的な結果だけを追いかける場所ではなく、数年後、10年後の子どもたちの姿を想像できる場所でありたいと思っています。
そして、スクールそのものも同じです。今までと同じことを続けるだけではなく、新しいトレーニング、新しい考え方、新しい環境、新しい出会いを積極的に取り入れながら、子どもたちと一緒に私たち自身も成長していきたい。
もっと選手の可能性を広げられる場所へ。
もっと夢に挑戦できる場所へ。
そして、ここで過ごした時間が、その先の人生にもつながっていく場所へ。
まだ見えていない未来だからこそ、面白い。
星に馬車をつなげ。
足元の一歩を大切にしながら、視線はもっと遠くへ。
子どもたちと一緒に、私たちのスクールも次の未来へ進んでいきます。