1対1で相手を突破するとき、何を意識していますか?
フェイントでしょうか。
スピードでしょうか。
それとも、相手との間合いでしょうか。
もちろん、どれも大切です。
昨日の県西校のトレーニングでは、そのもう一つ手前にある「ボールの持ち方、仕掛け方」にフォーカスしました。
1対1には大きく分けて2種類のボールの持ち方、仕掛け方があります。
どちらが正しい、間違っているという話ではありません。
相手との距離、相手の立ち位置、スペース、スピード、そして自分が次に何をしたいのか。
その状況によって使い分ける必要があります。
面白いのは、同じ選手が同じフェイントを使っても、ボールの持ち方を変えるだけで、相手の反応まで変わってくることです。
相手がなかなか飛び込んでこない。
反対に、相手から足を出してくる。
こちらが動く前に相手が動く。
あるいは、自分から相手との距離を変えていく。
こう考えていくと、ドリブルとは「技を出して相手を抜くもの」というより、ボールの持ち方によって相手との関係をつくり、そこから突破の答えを探していくものだと分かります。
だから、シザースができる、ダブルタッチができるというだけでは十分ではありません。
重要なのは、「今、どちらの持ち方で相手と向き合うべきなのか?」
そして、「なぜ、その仕掛け方を選ぶのか?」
ということ。
この違いが分かってくると、今まで同じように見えていたトップ選手のドリブルも、少し違って見えてくるはずです。
「なぜ、この選手はここでボールをそこに置いたのか?」
「なぜ、すぐに仕掛けなかったのか?」
「なぜ、相手が先に動いてしまったのか?」
答えを知ってから見るのではなく、まず自分で考えてみる。それもまた、「思考のドリブル」を身につけるトレーニングです。
2種類とは何なのか。その答えは、あえてここでは書きません。
ぜひ実際のトレーニングの中で、相手と駆け引きをしながら見つけてほしいと思います。
ドリブルは足元だけで始まっているのではない。
相手と向き合った瞬間から、すでに駆け引きは始まっています。
