ブラジル代表監督の カルロ・アンチェロッティ が日本代表について語った言葉が非常に印象的でした。
「彼らはピッチを支配し続けている。日本はピッチ上で起こるすべてを自分たちで決めているように見えた。試合のテンポ、スペースの取り方、ボール回しの速さ、加速と減速のタイミング、そのすべてが彼らのコントロールの中にあった」
サッカーで「支配する」というと、ボール保持率の高さをイメージする人もいるかもしれません。しかし、本当の意味で試合を支配するとは、相手に合わせるのではなく、自分たちが試合の流れを決めることです。
いつ速く攻めるのか。いつ落ち着かせるのか。どこにスペースを作り、どこでボールを動かすのか。そうした判断を主体的に行うことで、相手は常に後手に回ります。
これは育成年代の選手にも共通する考え方です。ボールを持ったら慌てて前に進むのではなく、状況を見て判断する。相手にプレーを決められるのではなく、自分がプレーを選ぶ。
サッカーの本当の面白さは、ただ速く走ることや強く蹴ることではありません。状況を読み、自分たちでゲームをデザインすることにあります。
世界的名将が日本代表を高く評価した理由は、技術だけではなく、選手たちがピッチ上で「自分たちで決めるサッカー」を実践していたからなのでしょう。
私たちも日々のトレーニングの中で、相手に合わせる選手ではなく、ゲームをコントロールできる選手を育てていきたいと思います。
