昨日の桜川校のスクールでは、数的優位を生かしたボール保持と前進、そしてそこからのオフザボールの動きをテーマにトレーニングを行いました。
サッカーでは、2vs1や3vs2の状況を作ることで前進しやすくなります。いわゆる「数的優位」です。パスコースを増やし、相手を動かしながら前へ進む。この考え方は現代サッカーにおいて非常に重要です。
しかし、サッカーはそれだけではありません。
どれほど戦術が整っていても、最後には必ず選手同士が対峙する場面が訪れます。その時に試合を動かすのが「質的優位」です。
質的優位とは、単に足が速い、テクニックがあるということだけではありません。認知、判断、移動の質。身体の使い方。タイミング。そうした個の能力によって相手を上回ることです。
例えば、1vs1や時には1vs2の状況でも突破できる選手は、システムという枠組みを壊す力を持っています。だからこそ戦術とは、そうした選手を「最も得意な状況」に導くために存在すると言えます。
私たちのスクールでも、単なるパス回しでは終わりません。数的優位の中で相手を観ること、そして最後は「個」で打開する力。その両方を育てることを大切にしています。
サッカーはチームスポーツです。ですが、最後に局面を変えるのは、やはり個の輝きなのです。
